ワインと林檎制作過程
H26年9月19日(二十一日目)、9月23日(二十二日目)
・9月19日の始まりは第1図、第2図。19日の終了時点は第3図である。19日の作業はワインボトルを描き込む。ボトルの形のみ強弱を取る。明度は同じで彩度が高いところを探し描きわける。よく、点々で色をキャンバスに置くということがあるが、この点々というのは、少し線的そして面的ということに繋がっていることに留意すること。細かく点々作業をすると、活かす意味が無くなって別の表現になってしまう。ハイライトをボトルの文字でできている部分にゆいては、ボトルの中での位置を正確に再現しないと、不自然なものになってしまう。ボトルの一番上の部分については強いハイライトの感覚に気をつけること。
・9月23日は、まず貝の部分の修正。貝を描いて描いて、その結果シンプルにならなければならない。強弱について整理が出来ていないのが問題。彩度差というところがまだ問題として残っている。貝の中で白の面積が小さい」ところが一番強く見えるはず。その差の付け方が出来ていない。貝の真ん中の明るい白をピークに持っていきたい。また、赤い斑点が彩度を描き分ける妨げになっているなら、一度斑点を決して、調子を合わせた後に、斑点を再度描けばよい。貝の構造を良く理解して当初から明るい部分を上手く描くため、デッサンを取っていなければ、この仕上げ段階では復活させるのは困難である。少し、この貝のモティーフは止めるべきで、もっと分かりやすいものにすべきであった。
・明るいところ、暗い所の境目を自覚し描ききること。また、陰のなかの段階をみつけ具現化すること。この作業をくりかえして、結果シンプルにしていくことが必要である。このことを実践して第2図から第5図の貝になった。
・次に、テーブル上の3個のサクランボをもっと描ききること。まず左側のサクランボに着手。明るい赤を思い切って使うことが必要。オレンジ、ホワイトを混触して良い。なぜか、この混触を私の頭の中では拒否し続けていたので、暗い赤のみの作業ということで失敗。次回の問題点として残す。
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