ワインと林檎制作過程

H26年6月24日(十一日目)

 ・今回は貝を重点的に描く。仕上げの時ほど、伸びやかに描くこと。第1図は前回の終了時点の作品状況。第2図はその作品の貝の部分を拡大したもの。かなり頑張ってはいるが、単調さは否めない。一本調子で浅い感じ。曖昧なところをハッキリ描くと嘘くさい絵になってしまう。まず、貝に手をつける前にテーブルの色を置き(貝の左側は陰にならないので明るくする)

 ・貝を描くため、貝の部分のみを写した参考写真を使用。全体を写した参考写真と角度、方向が変わるため、形が微妙に異なって見える、mた、貝の詳細な情報、例えば赤い斑点がかなり全体にある。以前、洋ナシを描いた時、斑点を利用して作品作り」をしたことがあるが、今回も斑点の活用から突破口を見出したい。赤い斑点をひらいながら、貝の突起物の濃い部分の明暗にもこの赤系の暗色を活用。明るいところと今暗くしたところをグラッシして調子をつける。(グラッシはもろ刃の刃、変なセロファンのようになったり、飛び道具として使うことを肝に銘ずること)グラッシをしたあとはモデリングをし直すこと、これはグレーズの鉄則である。バルールが一本調子になったら、ベージュの中に鮮やかなところを拾って、光を当てる。

 ・暗部と光のところの中間の調子をパレットでつくり、ハイライトとベージュの間をなじませ、上手く調子をあわせること。貝は明るい感じで表現すること。明暗、彩度、色調を使い、魅力的になるような工夫をすること。

 ・貝とテーブルの接地面を第5図のようにきつめな色をテーブル側に敢えて置き、貝の形のチェック。さらに、貝の下の部分を描きやすくするため。貝の写真情報をすべて使うのでなう、選択をして描くことが必要。また、貝の暗部にボトルの緑の色を関連づけで置いてみる。画面の中で関連性が自然とできてくる。

 ・貝の下の濃い部bンを修正しながら、貝のテーブルへの反射を描き、落ち着かせる。


 

      


 


 


  

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