ワインと林檎制作過程

H26年6月17日(九日目)

 ・今回はまず、背の高いワインの入ったグラスを、より資料に忠実に描いていった。左右のグラスのラインの角度にかなりナーバスになってしまった。見る時、正中線を想定してみて左右の形、面積的なものでチェック。またいつも行う絵を逆さにしてバランスを見るという作業から決めていく。第1図と第2図で、その結果を確認できる。上部の透けて裏の布の見える部分について、写真ではかなり進んだようにみえる。。まだ、スムーズに筆さばきが必要とのこと。これはこの段階で置いて、次はワインボトルの上ラベルを描く。

 ・ラベルについては第2図から第3図に描いたわけであるが、以下、気を付けていたこと。ラベルが汚い出来であったので色調も考えた。暗いところが沈みすぎである。色味が周りと同じ緑系の暗色、これより暗部に赤味のかかった色を選択する方が良いと判断。ビンのラベルより上部のボトルの首の部分はあいまいなのでしっかりと描く。ビンの上部は少し右下がりになっていることに気が付く。右下がりは、私のクセである。要注意。丸栄ガクブチで買ったハードなナイロンの細い筆について大変良いとのこと。また、買いたしておこう。ラベルの形も微妙に異なっている。本物らしく描いていくこと。ラベルの上の縁に光を描きより本物らしくなっていく。先に描いていた形をなぞっているだけでは絶対駄目である。常に見直す姿勢、それを見抜く眼を持ちたい。第4図に見られるビンの中に明るい緑を置いて、それを少し抑えていくことも後でおこなう。

 ・ビンの上部の形を見直すのであるから、バックの布も塗り直すことが必要になっている。ビンのラベルやビンの上部も、複雑な工程が必要。一本調子になってしまては、またそのように見えては駄目である。明るい色を置き、それを周りにあわせ、また明るい色を置くと繰り返すことが出来ていない。

 ・全てのことは、生活感覚が抜けていては駄目である。ラベルについていえば、円筒形、新しいものである等こういうこと描く際、こういうことを忘れないこと。ビンの光を強く描くということで周りのビンの調整が必要になってくる。


 

    


 





  

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