ワインと林檎制作過程

H26年7月11日(十五日目)

 ・今回は机の上の3個のアメリカンチェリーを描く。第1図、第2図が前回までの状態。第3図、第4図が今回の終了時点での状態である。写真を見ると、あまり変化が分かりづらいが、約4時間30分の仕事での結果である。少し自分自身でも時間がかかり過ぎているようにも感じる。

 ・下の3個のチェリーであるが、まず個個の形体感のチェックが必要。描くにあたってボトルのところが乾ききっているので、分かりづらいので、油で画面を光らす。通常はルツーセで対応すべき物。この状態にしないと本来の状態とは言えず、描くのが困難である。

 ・形体感、色彩、明暗に注意しないと、何も意味を持たない単なるボールにすぎないものを描く危険をはらんでいる。未題側のtywリーの上のハイライトはボトルの反射でできたものと考えられる。その光の下で赤の暗部が見られる。ヌラっとした感じを出すにはこのあたりのことは見出しておくこと。チェリーの鮮やかさを出すには通常の赤を厚みをもって絵具を置くことが必要。

 ・真ん中のチェリーについては形体感を大切に見て、少し丸みをもたすこと、それと反射しているところの整理が必要。情報から必要最低限のもので整理するのも一つのやり方。明暗の捉え方で個性の差が出てくる。全てが綺麗な色をつけるとつまらないことになる。汚い色があるから、美しいと思える箇所が生まれる。

 ・チェリーの入っているグラスの下の部分は丸みをおびている。そのことを考慮して、机に接触しているところを再検討する。

 ・机にしっかりとチェリーが乗っかっているようにsるため、平行線を机にひいてみると以外と上手くいく。机の明暗の差を描くには目を細めてみると、その状況が良く理解できる。サクランブのハイライトは強く。その周辺にできる僅かな光も弱い調子でとらえていくこと。



 


 


  

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