ワインと林檎制作過程

H26年7月4日(十三日目)

 ・今回は前回に続きリンゴを重点的に描く。第1図のリンゴ、第2図の全体は前回の最終段階のもの。今回はこれに林檎の暗部からせめて、リンゴ全体の存在感をより描く。

 ・林檎は、ねちっこく描く。まずはリンゴの全体を見て、やるべきことを考える。(常に、絵を描く際、一回一回、全体をよく確認してなにをすべきか考えること)

 ・林檎の暗部をよく見ると林檎の輪郭が下半分程のところあたりでバックより暗くなっていることに注目すること。林檎の輪郭を明暗を考えながら、強く描くところをまず暗色ではっきりとさせる。逆にバックを強くするところ、今回はリンゴの右上部に暗色を置き全体ノバランスを確認する。リンゴを描くにあたって、まわりに”濡れ色”をつくって下準備。

 ・リンゴの暗色は一旦落として(暗く)ここかrさ仕事が始まる。こすり付けるように馴染ませていく。色としてはマゼンタを選択。

 ・一旦グレーなところを作り、明るい部分(黄色)からまた描いていく。その明るいところに使用した筆で暗色へもっていく。溶け込ましていく。

 ・リンゴの上の部分、軸の前後の細かい部分。ここを我慢して描くことが大切。リンゴの背景部分の明暗の塗り分け。軸の奥側に軸の影が映っている。その両隣は結構明るい。でも軸の影はそれ程明確にするのでなく、意一度濃い暗色で描いてもこの明るい色で包み込んでいく。軸の前側の林檎の赤色部分、このわずかな距離の中に明るい赤から暗い色までのグラデーションを描く。このところで暗い部分を残すことの必要性を認識すること。これをすることの感覚は、加減、塩梅、判断。描いてから捨てていくものの選択。その場で行っていく。

 ・以前にも書いたが、暗い色のところに、明るい色を置き、被せていく。按排良く適度に。

 ・検証することを常にすべき。そこから、更にやるべきことを見出す。必要でないものをみいだしては省略していく。

 ・見る人に委ねてという感じの方が軽く仕上げることにつながるようだ。

 ・ワインとリンゴとの輪郭をなじます。リンゴの丸みの感じを描く。ワインの色を濃くすることでその傍のリンゴの赤を強くだすことが引き出されてくる。


 

         


 


 


  

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