ワインと林檎制作過程

H26年7月15日(十六日目)

 ・今回はライングラスの中のチェリーを中心に描く。前回、机の上の3個のアメリカンチェリーを描いたわけだが、一番右のチェリーの質感が出ていなかったので、それをチェリーらしくする工夫を考える。暗部色を描ききることで、かなり地下ずく。

 ・ワイングラスのチェリーの描き始めは、一番明るいと感じる右側の2個のうち、下のチェリーから描く出す。描く順番も大切なので、よく資料を見て、ワインの右側はレッドオレンジ、左側は紫系の色相に見えるか?色調の違いは何によって起こるのか。レッドは色としては暗い色。チェリーを描く際、少し派手な色を置く。何故なら周りを描いていくとかなり暗い色になっていく。明るくするにはオレンジ系の色を用いることが必要。

 ・明暗が描くにあたり、大変重要な要素。絵に深みをつける。言葉を置き換えると、”引き立て役”としての存在感を影で持たせていくこと。思いっきり深めてやることが良い。全体を考えると、一旦暗くしておいて、その上に赤の色彩を置いていく方が新鮮なものになる。

 ・ラベルの横のチェリーの赤は強く置くこと。所どころにキラッとした光がグラス感を出す。

 ・ハイライトは強めに入れる。そうした方が周辺の具合が見えてこない。そしてアイライトの周辺の調整、さらに強気赤を置いて補強していく。最後のチェリーを見ると、かなりクリアーな状態になっている。


 


  



  

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