ワインと林檎制作過程

H26年6月6日(七日目)

 ・今回はバックの布を描いていく。この布が、かなり難しいとのこと。まず、布に着所する前にワインボトルの深みを出しておく。赤おマダーとサップグリーンでボトルの雰囲気をだし、布の雰囲気を知る手立てとする。ボトルを深めるのを少し大きめの平筆でたっぷりとした筆使いで描くこと。ここを、細い筆でちまちました筆使いだと絵の雰囲気を壊しかねない。あと、セルリアンブルーとミクストグリーンの色をボトルの明るく透けているところに置き、ゆっくりと画面の中でなじませ広げていく。ボトルの透けている雰囲気を描き出す。ボトルの強く光のあたっているところを、その位置、太さ、長さを的確に描きだす。このところを間違うと、絵の中に違和感が出てくる。デッサン力が必要になるところである。ボトルの上のラベルをこの段階では表現しておかないといけない。ボトルの丸みからくる明暗を大きくつかんでおく。シャドウアクセントとして、茶色とサップグリーンで淵部分(右側)はしっかりと描き分ける。

 ・布については、左上部分をまず描く。ぼかすのにファン筆を活用。一応上手く使えば使用も可。少しバキバキの布になってしまった。この状態の写真を撮り忘れて、ここで、その悪い状態を残せていなく確認できない。布の描き方はあるブロックをターゲットに追求し仕上げ、次に移るということでは間違いないが、布の皺によの明暗で、その皺の線を基調に布を描き分けると、バキバキの不自然な布になってしまう。

 ・面の流れを描いていく工程の中で皺を描き、その中で必要なものだけ画面に残していく。布はあくまで黒子としての役割であることを認識しておくこと。布のハイライトも明るさを画面を聞きたたせる役目で活用。眼を薄めて、布の暗部を確認し、いきなり深く暗くするテクニッテ、つまり一段階上の濃い色画面に置き、周辺の色を使い、溶け込ましていく描き方をマスターすることが、布を描くうえで必要なことである。この作業の繰り返しで布らしくする。いろんな反射光が布に写っている。ボトルの色を布の中に見つけることもある。布の色味を多様にすると少しレベルのあがったものに見える。

 ・右下の先日描いた大きな皺の部分を見直す。ハイライトの入る位置、間違えると布ではなく、年度のように見えてしまうという事態になる。これは、絶対避けなければならないことである。反射光の明と暗の間のとこをを丁寧に炉ホローして、皺の感じを体感し描ききることが重要。
左上のパキパキに描いていたところを、少し逃げてしまい、変化の少ない平面にしてしまった。このところは、少し濁して落ち着かせた


 

  


  

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