ワインと林檎制作過程

H26年9月12日(十九日目)

 ・今回は、前回に引き続き、貝の周りと貝そのものを描く。第1図は前回の最後の状態。この時の貝の下側の白色が強すぎる。どういう風にまとめるか考えることが必要。貝も前の形状のまま、ただ、全体に白ぽっくというのでは駄目です。(第1図参照)貝だけの影を見つけること。ボトルによる影の中にそれを見出す。黒色で黒くして浮き上がっている赤系統と混触する。つまり、明度で画面を図る。

 ・テーブルの上に貝の反射の白がおかしい。白系の色では問題。何かオーカーとイエローの間位の色を置いた方が良い。仕上げ段階なので、少し画面に絵具を刷り込むとか水彩のような描き方で作業としては十分である。また、これも仕上げということで、前よりテーブルについては木目を見せるためのニュアンス、つまり横方向に線上にで明るい部分を適度に入れる。

・白い貝殻の解釈、まず単純に白とおもってはならない。一旦、少し暗い目のいろを置き、明るい色(赤系)で溶け込ませるように画面上での作業を行う。木目を感じるように横に筆を使う。絵具を載せた後、ゆっくりと新しい筆でかすれるように整える(ぼかし)その上から濃いめ(暗色)をかけて具合を見る。

・次に、貝の下半分の影を描く。赤で会のところどころの斑点をひろっていく。これは、サクランボの赤と対比し、貝の中にも赤の斑点を入れることで、面白みをだす効果を狙うというか、作っていく。

・貝の光っているところを、目を細めて確認し、その部分を描いていく。赤茶色でシャドウアクセントをつけていく。そして、黄径の色で反射光を描いていく。(第3図参照)

・第3図の状態から、反射光をえがいていく。反射光は黄色とブラウンで少し薄い眼の色をパレット上で作り、ア面に置き、適度な筆使いで雰囲気をだしていく。次に、強いシャドウアクセントを入れる。画面の中で参考写真を参考に明確にする。乾いた筆でスフマートでふっわとした協会sンやさしく潰す。これでアクセントが弱くなると、さらにシャドウアウセントを置く。赤くて強い色を置く。場合によっては、バンダイキブラウンとコバルトブルーデープでかなり濃い色を作りそれをシャドウアクセントにする。反射光をさらに黄褐色系で暗くなった画面に再度、恬淡で置き。明るい色もあり、暗い色もあるという混沌状態にして、さらに整理を行い暗部の中の反射光を的確に描いていく。暗部の左斜め上のところは貝が回り込んでいるところと解釈して、かなりあかるめの色を置き、そえを暗色で細かく線、展で汚して雰囲気の良いところで筆をとめる。

・少し、貝の下線部分が暗めになってきたので、明るくする。あと暗部との境界を適度にぼかす。点、線、綿を適当にばらまきながら打がく。この最終の写真を撮っていないので、次回の描き始めに忘れず撮影すること。


      


 
  

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