西村まゆみ制作過程

H26年11月6日(五日目)

 ・第1図は、前回の最終状況。第2図が今日の最終状態である。右腕の出だしがあやまっている。手順としては、まず上着の方のラインを正確に描くべきである。肩にかかる髪の毛の見直し、肩の幅に対する白い上着の見えてる割合を正確に描く。髪の長さの修正はこの段階ではおこなわなくてよい。肩から腕の出具合を細筆でデッサンし直す。

 ・人間の体にまとわりついている布をしっかりと塗る。腕を描く時の肌色にカドミウムイエロー系の黄色を入れると肌の色が病的に見えることになるので、この色は避ける。右腕の背景と接するところは、ここでは背景との関係からシルエットとしてとらえ描くこと。この際、顔とのバランスを見て、右腕の明暗の状況も変わってくる。今回は、顔に合わせ濃い色あいにする。右腕の左側のバックを明るくする。鵜でのシルエット効果を強くするため。私のこの時点での問題展、絵具の載せ方、パレット上での色の作り方に自信が持てないため、中途半端さがあり、問題である。

 ・上着の描き方、透けていない部分で汚い色を使い、暗く表すこともある。描いていて、おかしいと気づいたことは、常にその時点で修正していくことが必要。暗い色の使い方、オイルの使い方だ、まだ理解できていない。大きく見て綿の分割。服の影の移り変わり。丸みのある感じを出していく。豊かさ、品の良さを感じながら、描いていく。前回の筆の動きによる描法、縦縦、横横、斜めな場目が有効。縦のタッチで以前の筆づかいだと、一面的になり服の表情が出せない。服は重力により、肌にまちわりついている、肌色の利用、横への流れを見極めて丸み、立体い感をつかむ。暗い部分でアクセントをつけると自然な流れ、美が生まれてくる。どんな色でもいいから、一定の秩序に築く。肌を紫ぽい色で暗い部分のアクセントを撮っていく。つぎに、白ぽい色で起こしていく。立、横、斜めのうねりをつくっていく。ことと木は、暗いようの筆、明るい用の筆を使い分ける。

 ・あえて、白を置いて、すかさず馴染ませていく。早い段階で白い色を置いて、次の仕事をしやすくする。こうすることで、流れが出て、当然、反射光も置けるようになる。白と白の間、暗い部分に白をプラスした色を置ける状態になる。目を薄めて、暗くみえるが、目を開けてみると明るい場合、明るめに描いても良いということになる。
描いていくうち、いうしか人体になっていることになっている。

 ・肌色の出し方を再度、確認のこと。


      


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