西村まゆみ制作過程
H26年10月14日(一日目)
・第1図は、資料より今まで通りのやり方で線描でアウトラインでそれなりの形をとってみた。(以前、エリカでの第1日目のページを参考にした。)これだでは、次に描こうという心持が出てこない。そういうことで、第2図のように、線を消しつつ、顔のニュアンスを出す方向で進めていった。バンダイキブラウン+赤系で濃い色を作って、輪郭がうるさいということで、これを消して、また同時に全体の明るさを見ていく。
・第3図は、第2図から西村さんの特徴である目の大きさ、鼻の部分を作っていった。私としては、小磯風のニュアンスで良い方向に進んでいるという認識であったが、これでは、この絵を良い状況にもっていくことが難しいという指摘があり、描く方向を見直すことにした。
・肌色で顔を描いていく。アタリをつけるという感覚で。光の当たっている部分(右半分)をひらっていく。鼻筋、ほほ骨、光を描く。綿で取っていく。髪は今風の髪型で、これをバンダイキブラウンなどで雰囲気をしっかりと捉えていく。髪をアバウトをアバウトに描くことで、顔、首の形が見えてくる。進め方、弱弱しい。自分のやり方を編み出すことが必要。今のやり方では時間がかかりすぎる。厳しい。ここで、飛ばすやり方でやってみる。かなり濃い絵具でアバウトに描いていく。赤系統の色でひいてみる。一連で得た力を持って、それにスピードを加えギアチェンジしていく。時間をあまりかけず思い切った筆使いで顔を作っていく。もっと立体的につくってから目を入れていかないと、エジプトの壁画のような絵になってしまう。髪にバンダイキで描いていくと、派手すぎと思われた肌色の赤がよく見えてくる。全体の印象をつかんだ描き方が求められる。ここで、第4図のような状態になる。
・まず、鼻の穴を濃い黒で描く。次に左目の上のラインと黒目を描く。雰囲気をだして左側の髪と顔との輪郭部分を濃い色で引きしめる。眉毛のの左右を描く。白に機械肌色で光っている部分、鼻、ほほ、額に置く。鼻の下部分との豊齢線との間を白で光っていることを表現。第4図のような状態になる。
・筆の強弱を使ってニュアンスを出しながら、次に影の部分に赤系統の色を使い、光っているところにニュアンスをつけていく。逆に、白を用いて、その筆の延長で影の部分を描き深い感じを出していく。光と影の境目をならしていく。次に、首の部分に着手。細い筆で目のあたりの整える。目の黒目に光を入れていく。鼻の部分、額の光を当たっているところを再度ひらっていく。
・少しづつ、どぎついところに手を加えていく、自然な形にしていく。その後、赤の暗い部分にオレンジ系の色をくわえて、資料に近づけていく。このことをし始めたが、その写真は撮っていない。次回に、まず写真に撮っておく。
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