薔薇制作過程
H26年2月12日(12日目)
・前回の作品状態が第1図写真の通りである。今回の終了状態が第3図写真である。今回も花の下の花弁を参考資料に基づき修正を行った。
・この花を描くにあたって、最初というか、ある佳境に入った段階では、細かく描くこともあるが、最後の段階では細部に拘らず、大まかな描きで細部を見直す。
・微妙におかしいと思うところは、アクセントの置く箇所に過ちがある。描き込み方の判断ミスが致命的になる。よく観察することが必要。
・下部右側の花弁の明るさのアクセントは花弁の先っぽのみである。アクセントの入れ方が誤っていたため、花弁の雰囲気がでなかった。
・リラクゼーション⇒花弁間のアクセントの修復。潰しながら、ニュアンスを出していく。明るい主だったところにモデリングして、平筆で潰しながら広げていく。
・絵を見やすくすることのコツ⇒同じ作業を大胆な筆さばきで描写。明るいところから攻め、次は暗いところから攻める。この繰り返しの中から落としどころをを探す。
この作業には集中力が必要である。それを、細かい描写、微妙な色彩を求めて究極のテクニックが求められる。
・上記の描写が出来なければ、写実絵画の第一歩に踏み出せない。