薔薇制作過程

H25年11月27日(二日目)

 ・第2図から見て、悪くなっていないが、良くもなっていない。⇒これが実は大問題である。描いていくことで、絵は変化していく。この際、色彩も大切であるが、段々と形を直していくという努力が大いに求められる。自分で改良点が分かってないと駄目である。修正の工夫が現段階では見られない。絵を見て現状から脱皮するための、見る、そして適格に改良点を探す作業を行っていないということが致命的な部分である。

 ・絵画における脱皮とは、人間が3歳、7歳、10歳と、その人生過程を経て、充実した人間に変化していくように、、絵画内容もより納得のいくものに描かれねばならない。これは、色彩そして形をより精度の高いものにしていくことである。第3図写真の左下の花弁の形状、色彩が目につくのでカーブの変節点、明確な特徴を抑え描き直す。一番左の縦長の花弁の膨らみの形状、特に横に一番ふくらんでいる所の位置が上すぎるという単純な間違いを正していく。⇒第4図を確認のこと。
 
 ・第4図では右側の花弁を描くにあたり、いつも指摘されていることであるが、まず、背景に適切な色(資料から)を置いてみる。そうすると、今まで右サイドの花弁の色彩の弱さに気付く。また形状も浮き上がってくる。これをチャンスにして、右側再度の大きな暗部の繋がりをブルー系統の色彩で、まず描き、その後に少し赤味を上から程度に筆圧をコントロールして花の雰囲気を生み出していく。⇒第5図写真を見て、その前との差を理解すること。つまり、花弁と花弁との間を暗部として問いかけ流れをもったもので対処することが求められている。

・第6図写真では暗部のなかに少し変化、暗い部分の中の明るい部分の扱い方などに気を付けながら描く。第4図と第6図の右側部分のさを見ると、第6図ではかなり違和感のないものに仕上がりつつある。特に第4図でピンクの色で暗部のところに置いたのは、かなり不自然極まりないものであったが、第6図では、少し庭色彩であるが、全く異なった落ち着きのあつピンクの暗部となっている。下の冷たい色を利用して明るめの色を筆圧を緩めて描く。

・花の上部分は、まず明るい色を一面に塗布し、その後、陰を起こしていくことで、花の形が生み出されてくる。

・右側花弁の色彩についてだあるが、いわゆるピンクの他に緑系色をいれる。また、一度綺麗な色をおいた後、暗色でシャドーアクセントをつけ、暗部の花弁らしさを生み出す。

・第5図、6図での右側暗部のところ一度塗りつぶし、そして立て直している。この作業がかなり重要である。こえが、出来るかいなかにより、絵のレベルが変わる。汚い色の上に綺麗な色をおいていく。重層的な感じを持って描く。

・メモから、幾つかなキーワードをあげる。
1.色の付け方⇒しっかりするまで粘る。
2.明るい箇所を粘って絵具をよく載せる。
3.形状を直す⇒全体的に見直す。花のムーブメントを再現する。形と同時に動性を描く。
4.常々言われていくことであるが、明るいところ、暗いところ⇒シーソーゲームのように描き、絵が平均化しないよう十分注意する。
5.微妙なところの描き方、筆圧を軽くベタ塗りするのでなく、クロスタッチで処理するのが有効な手段となる。
6.バックの色を置くことにより、暗部の花弁に強い色を置くことが可能になる。
7.
平均化からの脱却
8.一筆置くごとに絵の状況は変化する。⇒自分で感じ、それに対応できることが肝要
9.傾斜の確認⇒チェックを常に行う
10汚い色を置くことにより、他のところが綺麗に見える。


  


  

 


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