薔薇制作過程

H25年12月19日(五日目)

 ・前回の作品状態が第1図写真の通りである。今日(19日)はついに花の部分に取り掛かる。まず、左下の花弁を背景、葉っぱと同時に描くということではじめる。花弁の先が割れているが、上億の方はシャープにとがっている。そてとは反し、下前は少し丸みを帯びている。手前の部分に少しハイライトを入れる。その後、葉のグリーンで花弁を削っていく感じで形状を把握していく。

 ・背景の色を花弁に投入。この花弁は目を細めると暗い部分になっているので、前に飛び出してはいけない。抑え目でOK。重い色を花弁に繰り返し置き、そのうえに花弁の色味をおいて馴染ませる。筆使いはハッチングの要領で・かなりの手数が必要。絵の雰囲気を出すために、意識革命をしないと、かなり難しい。グラデ^ションによる微妙な色の創出。接しているはっぱも少し明るめの色で調整。葉の色を花弁に少し被せる。そして、かべんをさわるということを、何回も行う手厚い作業が必要。

 ・花弁の輪郭千を一度消すという感じ、花弁の右側したの暗部の処理は、その背景の描写を含め、2空間を描くこと意味がある。つまり花弁お暗部の周りの背景は明るく描くことで、花弁バックとも生きてくる。この表現も手数が必要。
絵具をたっぶりと使わないと、絵が決まらない。

 ・右の写真は、さらに、右中の部分を描いた今日の最終結果。決めきれない時は、からの(未使用)の筆を用いて、グラデーション的に見やすくする。その結果、汚れて志度が落ちてしむという欠点もあるが、次に進むために敢えて行うも良し。この時、バックを少し暗くすることで、明るくも見える。

 ・絵が鈍くなってから、その上に鮮やかな色を置く。鮮やかないろでグラデーション。これも逃げの有効な一手となる。この繰り返しを行いより良いものにする。次に、より白い色を置きいていく。これにより、表情を出される。絵具をたっぶりとキャンバスにのせ描くことが必要。その後、さらに白を重ね描きこみを行う。一度できまらなければ、幾度も行うのみ。
 
 ・この作業は風船を膨らませるとき、最初思い切り空気を送り込む作業と同じで、最初に絵具をたっぶりと使い描くことが大切である。常にしょぼい使い方だと、いつまでも風船は膨らませることはできないのと同じ過ちをしているということ。

 ・漫然と描くのでなく、何をなすべきか、まず考えて筆を取ることが重要なのである。


            
 


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