子猫制作過程

H26年8月5日(八日目

・第1図は前回終了時の状態、第2図は本日の作業終了のもの。猫は全く変わっていない。その下の木のブロックの部分の描き込みであったが、全く上手くいかず、意思の疎通が上手くいかず、まったく無駄な時間を費やしてしまった。資料写真の通りに気の年輪を描いていたが、その部分を参考にするのでなくてもう一つ下のペンキが辛うじて残っている感じに描くことになった。最初の指導内容の確認作業をしないとかなり大変なことになり、絵は違う方向に進んでいる。ペインチングナイフの使い方も、過去でやったことを参考に劇的に変えるというのは、この時点ではやってはならないおとのようである。

・ペインティングナイフでの使い方であるが、微妙な調子を合わせる。筆だけではできないことをするためのツールである。今回私はこのことを忘れ、パレットで色を作り、それをパレットナイフで掬い取り」、キャバスに載せるという荒っぽいことをして、前回、作った下地も駄目にしてしまった。
※絵具をパレット上で筆で調合し、それを筆を使いキャンバスに塗布し、その後にパレットナイフで擦り伸ばすという作業により、より調子の良いものに仕上げていくということが、正規の手法である。

・私のやった仕事は生真面目でガチガチのものであり融通さがない。もっと”捻り”を持たせた仕事をやっていかないとどうにもならない。線描写では駄目、大きな面では明暗を作っていくことにつきる。上手く嘘をつくということが今求められている。色の使い方は最後の最後である。


        


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