子猫制作過程
H26年4月10日(一日目
・まず、この子猫をF4号のパネルに構成良く入れる下絵を黄色系の淡い色で輪郭を描く。第1図である。下の煉瓦も入れ込み少し猫の大きさ、位置をずらし、アンバー系の色で濃いめに描く。この時、猫の台形、煉瓦の塊の長方形の比率を明確にすること。
・子猫を描くにあたって、猫の瞳の位置がポイントとなってくる。左目の位置、右目の位置、両目の間の距離、眼の大きさをよくみながら、流動的に考えて一応の場所に示す。瞳の光(第3図)も描いていくうえで道標となる。どちらにしても、この段階では不完全なデッサンということを頭に入れておくこと。
・初期の段階でも猫だけ描くのでなく、煉瓦、バックも同時進行での作業をすること。花の先っぽのところにオレンジ色を置いておく。
・右足の白色は、最初、白でない色を置き、その後、白をのけっることも可。左足は描く上での明確さを出していくため、明度を落として、右との対比とする。
暗くて鮮やかな色、明るく鮮やかな色2通りある。耳は濁った色を置く。
・煉瓦をしっかり描くことで、猫の良さもひきだせるので、この段階でしっかりとした形状を取ること。この煉瓦の縦線の居れる場所を探すのに、上の猫のパーツから見るのは危険である。何故ならば、毛子の形状、一も定まっていないからだ。
・煉瓦のなかでやわらかい表現するところと、汚すことで、煉瓦の味付けをすることが、絵の醍醐味につながっていく。
・絵の流れ、動きが感じさせなければ、魅力はあい。あいまいな状態から描く法が楽しい。
・第4図から第5図で、煉瓦の色を整えている。このように、次に描くのに良い状態にすることが必要である。