子猫制作過程
H26年5月2日(二日目)
・第1図が前回で描いた作品状況である。まず、この子猫の額部分を描きおこしていく。筆は大、中、小の3本を用い使い分けていく。指示事項として、下にまず強い色(赤系)を置き、それから資料に基づき猫の毛並をイメージして描く。中の筆を用い、額の眉間縦線3本に強い赤色(4色程度混色)を描く。その右側(猫にすると左側の額)に黒色部分を加筆した。っ額の黄色部分も同じくけないを描く。目の位置も少し見直す。筆圧をコントロールして、そのタッチで猫の毛並を思い起こして描く。頭が少し小さいので、頭部分を少し上げていく。オレンジ色が私のパレットにないので、黄色とオーカーを混色してつくり額あたりの毛を描く。使っている筆はナイロン筆。
・目の位置も再確認して少しづつ変化させる。鼻のところの白部分に原色に近い強い白で描きおこす。目の瞳の光を置く。この先、どうなっていくか確かめるため、全体感が必要。これで第2図になる。
・猫の上部のバックの色を抑えた色で絞める。平坦になっている、つまり立体感が欠如。これは色味しか見ていなくて、プラス明度のバリェーションが少ない。バンダイキブラウンで暗色状態にして、その上に茶色を置いて混ぜ合わせていく。初期の段階でも猫だけ描くのでなく、煉瓦、バックも同時進行での作業をすること。花の先っぽのところにオレンジ色を置いておく。
・猫の右側に深い色で描く。このあたりのバックも呼応して深める。右耳の付け根あたりに赤色を置く。この後、白でへを描く。3枚目の写真の通り、バックの上部の暗部を描く。トーーンが抜けている、日本語での助詞が抜けていると同じことで、意味がない状況。
・左ほっぺのトーンが狂っている。ハーフトーンを描いていかないと、形があっていたとしても全体の調子があわないと、おちついて見れない。ここで、花の付け根の位置の確認。それと。口の口角が猫は上がっているので、参考資料を良く確認してくらくても描いておくこと。口の上の毛孔のニュアンスも出しておくこと。
・正中線を考えて、猫の全体を確認し、顎部分の位置を把握し、毛で少しもっておく。第4図。
・鼻を観察すると、小さな鼻の中にダイナミックなものがある。右側の影、鼻のあっちこっちに赤を入れ込む。
・手の部分も猫の爪を考慮して、描き分けること。
・青木さんに似た作家⇒鳥越一穂