エリカ制作過程

H25年6月6日(2日目)

 ・まず、本日は髪の毛を描くことになる。髪の毛の強弱を黒い強い色(ムッシーネニのバンダイキブラウンとコバルトブルーの混色)と他のブラウン系の色で描き分けようとしたが、全体的に茶色で弱い表現となってしまうと指摘される 。@部屋に飾っている作品の途中経過のものを参照すると、次の一手をやりやすいような髪の毛の表現とすることが必要。今回は、強い黒と、ホワイトを使用することで描き分けることで対処。これがベストではないが。A前回も指 摘されたとっかりを髪を描く際も大変必要なことで、髪の流れを理解し、アクセントを設けることが肝要。B髪と顔部分の際の作業として、一旦、髪を顔に5mm程余分に描き込み、次に肌色で押し返すことで、この際に微妙な濁りを 生み、絵画として見やすく、次の作業にも移りやすい一要因になる。Cこの髪を描く際に、同時に前回の全体デッサンを確認し、調整をして変化していくことが求められる。つまり、顔の眉毛、眼、鼻、唇の位置、それと顔全体の長さ 、幅の微妙な形を写真と何回も見比べることがひつよう。Dこの段階では太めの筆で髪、顔、その他を大きく捉えること。細い筆でちまちまと描いていると、作品に進展が見られず、敷いては同道巡りに陥ってしまう。したの左の写真  で見ると、白で髪の流れをつかんだあと、強い黒で髪の中のとっかりを描き込んでいく。目を薄く開けて、人物を形として認識して、キャンバスと資料との精査を行う。

 ・首の描く際、顎の下の影の部分は強い色を置き、次に色の変化を求める際に、筆に白を付けたものは絶対び使用しない。赤系統、緑、青の寒色系の色で強めのものを、怖がらず載せていく。そのあと、柔らかい筆のタッチでグラ デーションする感じで、筆を上下左右に動かし、また円を描くようなソフトなタッチで微妙な絵具捌きをする。
 ここで、したの右の写真のようにとっかかりとして再度眉毛の下や唇の下、鼻のしたの陰影などで記号的な描きでなく、雰囲気を持って自信を持ってあたりをつける。

 ・次に、顔を描く際、この段階では大きく顔のパーツを骨格に留意しながら、面取りのように白で描き、その上に肌色(黄色、赤系)を置き、ソフトなでグラデーションタッチで馴染ませていく。この時同時に眉、眼唇、鼻の下の陰影を以 前よりは強めに気後れせず、色を使って推し進める。

 ・資料写真(右)で描いているように、眼の瞼(上、下)を白および赤系の肌色で明確に描きわける。小鼻もしっかりと描き込む。

 ・眼の中の白目のところを再度明確に描き、黒目の部分も中心の黒目、マラ理の少し弱めの茶系、外枠の黒の輪郭を描き、実像感を出す。

 ・この段階では、眉毛、唇の中心線はポイントとなる部分のみ、強く描く。

 ・えを逆さまに置き、肌色部分の形を見て、顔、首の肌色部分の置いている場所が正しいか確認する。胸元の位置はもっと、女性の胸のふくらみを考慮すると右にくるようだ。

  

 
 


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