薔薇5輪制作過程
H26年12月3日(一日目)
・第1図の参考写真から、薔薇のデッサンを行う。第2図は今日の最終状態。以下、指摘されたことを記載する。
・まず、キャンバスサイズを計り、その縦横比率を画用紙に枠を設け、実際の仕上がりを計算しながら、デッサンをする。これを引き延ばせば、トレース用紙にすぐになる。漫然と描いたものを作品にするのでなく、感性のイメージを持ったデッサン、下描きとすること。
・画用紙の枠取りの中で、四隅から見て構図を決める。参考写真の使い方を間違わないようにすること。写真をただ書き写すのでは作品として、つまらないものになってします。まず、参考写真をみないで、自分がどのようなものを描きたいのかを探し求める行為が必要。風景だけでなく、静物・花にも通用することであった。鼻を入れている花瓶のくちの楕円の形状により描く際の視線がきまってくる。これを、絵の構図にとって大事なことである。
・アウトラインを資料を見ないで描き、ある程度のところにきたら、ここで初めて資料写真を見る。この時、このアウトラインで良いかは、四隅から見て花が上手く描ける状況か判断をするという行為が不可欠である。
・この作品の中で一番描きたいもの、2番目に描きたいもの、・・・最終形さえあればという順番をつける。その中の1番目のものは丹念にそして大き目に描く。これは、鼻の場合のみかも?メ
・鼻に明暗を付けながら、当然バック背景も同時に描いていく。光を感じて描いていくこと。手順を覚えるのでなく、見方の問題である。
・花びらを描く時は、明度の差を全体の中で順番をつけ、正確にその差を活かしていくこと。反射があることも認識して照り返しにより、暗部のなかにある明るさを表現すること。