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富田温一郎 「風景」 F10号














  
 作家名   富田温一郎
 タイトル   風景
 技法   キャンバスに油彩
 サイズ   F10号 
 額サイズ   59.2×66.5cm
 サイン   作品右下にサイン。
 状態   作品状態は経年の日焼け、空にひび、木枠のスジが出ています。額所々スレあり。
 略歴


明治20年10月21日石川県金沢市に生れ、
明治44年3月東京美術学校西洋画科を卒業した。
大正3年第8回文展に「大学校庭の初夏」がはじめて入選して以来、文、帝展に出品し、
大正9年第2回帝展の「母の肖像」、
昭和3年第9回帝展の「子供とその母」は特選となつた。
大正13年中沢弘光などと白日会を結成し、終始この会のためつくした。
また戦後日展審査員を数回つとめた。
前記のほか、主な作品には「河口」(大正11年平和記念東京博覧会2等賞)、
「業」(第3回帯展)、「静物を配せる裸婦」(第10回帝展)、
「八月の椽」(第15回白日会展)、「炉辺」(第3回日展)などがある。
その作風は、極めて穏和な外光派風であつた。
日展審査員、白日会々員富田温一郎は、1954年7月15日東京都台東区の自宅で胃癌のため逝去した。享年67歳。

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