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智内兄助 「面禿(つらかむろ)」 F50号




















   
 作家名   智内兄助
 タイトル   面禿(つらかむろ
 技法   ボードに添付した和紙にアクリル系絵の具やその他の顔料など
 サイズ   F50号 
 額サイズ   約111.0×136.0p
 サイン   画面右下に印有り/ボード裏にサイン年記載有り 1990年12月作
 状態   作品状態は良好。額縁の状態は経年の感あり。
 略歴


1948年 愛媛県越智郡に生まれる
1974年 東京芸術大学大学院修了

(個展)
1975年 サトウ画廊
1981年 川上画廊('82,'84,'87〜'89,'91〜'95)わらび画廊
1982年 東京セントラル絵画館
1983年 ニューヨーク 東京セントラル絵画館
1985年 東京セントラル絵画館
1986年 画廊宮坂
1989年 西武アート・フォーラム、八尾西武ホール、愛媛県美術館巡回
1991年 渋谷西武
1993年 いよてつそごう/愛媛県
1995年 小田急美術館、刈谷市美術館、高島屋大阪店、札幌五番館西武赤れんがホール、
    千葉そごう美術館、河口湖美術館巡回(〜'96)
    中京大学アートギャラリー/愛知県(〜'96)
1996年 今治国際ホテルにて個展を開催する
1997年 「智内兄助展・蔵」蕨市歴史民俗資料館。いよてつそごう/愛媛県 喜多方市美術館
1999年 日本橋三越。「智内兄助が智内兄助になるまで」今治国際ホテル
2001年 「智内兄助展−祈りは天に−」町立久万美術館/愛媛県
2002年、2004年には、ギャルリーためながフランスにおいて個展を開催し、
    ヨーロッパ屈指の大コレクターであるロスチャイルド家に多くの作品を蒐集されるなど、
    世界の多くのコレクターを魅了している。これを機に活躍の舞台を世界各地へと広め、
    パリ発表から5年を経た2007年、帰国後初の展覧会をギャルリーためなが東京にて開催し、
    成功裏に幕を閉じた。
    ここ数年は、花や山々という日本人の原風景に迫る自然界の描写に新境地を見出しており、
    日本内外で高い評価を得ている。
2003年 なかた美術館/広島県
2004年 ギャルリーためなが/パリにて個展を開催する。
2007年 智内兄助展 「空の崇みへ 海の深みへ」 開催 (愛媛県美術館)
    絵本 「ぼくがうまれた音」 刊行 (智内兄助・絵、近藤等則・文 福音館書店)
    智内兄助展 「Soul to Soul・黄金の岸へ」 開催
    (巡回:高島屋 東京・横浜・名古屋・京都・大阪・松山)
    ギャルリーためなが 東京 にて個展
2008年 ギャルリーためなが 大阪 にて個展
    世界のアートフェア に出品 (アブダビ、ドバイ、モスクワ、深、北京、台北、東京)
2009年 ギャルリーためなが パリ、東京 にて個展
    アートフェア東京 に出品
2010年 アートフェア東京 に出品。Arts et du Design に出品 (フランス/パリ)
    智内兄助展 「花神逍遥」 開催 (巡回:天満屋 岡山・広島・米子・高松・福山)
2011年 アートフェア東京 に出品,アート パリ に出品
    世界の絵本がやってきた ブラティスラヴァ世界絵本原画展 に出品
    (巡回:平塚市美術館、うらわ美術館、千葉市美術館)
2012年 ギャルリーためなが パリ にて個展、智内兄助展 開催 (萬翠荘・愛媛/松山市)
    アートフェアBRAFAに出品 (ベルギー/ブリュッセル)
2013年 ギャラリー・エレーナ・シュッキナ・ロンドンにて個展 (イギリス)
2014年 ギャルリーためなが 東京 にて個展。アート エリゼに出品 (フランス/パリ)
2015年 ギャルリーためなが 大阪 にて個展

(受賞・その他)
1971年「シェル美術賞展」佳作賞
1978年 「ビブリオテック・デ・ザール賞」2席。
    「日仏現代美術展」フィガロ1席、2席、特別賞 (〜'81)
1985年「東京セントラル美術館油絵大賞展」佳作賞 「デッサン大賞展」大賞
1986年「第1回リキテックス・ビエンナーレ」リキテックス賞
1987年「安井賞展」特別賞
1988年「日本青年画家展」優秀賞
1990年「安井賞展」佳作賞
1992年「両洋の眼─現代の絵画展」眼推奨
    3月より一年間毎日新聞朝刊連載小説「藏」(宮尾登美子作)の挿絵を担当。
2009年「ブラティスラヴァ世界絵本原画展」BIB PLAQUE賞

その他、グループ展多数。画集など発行。

智内先生は、1948(昭和23)年愛媛県越智郡波方町に6人兄弟の末っ子として生まれました。
今治西高校を経て東京芸術大学に進み、在学中の1971年にはシェル美術賞展で 佳作賞を受賞
するなど早くから活躍しました。
1974年に東京芸術大学大学院を修了後は本格的に画業に専念し、国内外の主要な展覧会、
有力コンクールで数々の受賞を重ね、
1987の第30回安井賞展で人気投票による特別賞を受賞しました。
1990年には第33回安井賞展で佳作賞を受賞するなど現代画壇の実力派の一人として高く評価
されました。
また、1992年3月から1993年4月にかけて、毎日新聞朝刊連載小説「藏」(宮尾登美子作)
の挿絵を担当し、大人気を博しました。

智内先生は、和紙にアクリル絵の具という特異な描法で着物姿の童女シリーズを数多く手がけました
が、歴史にも非常に精通しており、今回のような非常に時代感ある作品も手がけております。
時代感を出す為に特殊な和紙に所々切り貼りしたり、虫食いのように見せるような意図的な穴や
紙にシワを故意に作ったり、細かく拝見すると随所に先生独自の技法が散りばめられ、非常に手間
の掛かる仕事をしています。
一見、日本画と見間違う伝統的様式美と洋画の技法が巧みに混合された画面は、計算されつくした
巧緻な図柄と相俟って、鑑賞者を現実から妖しい白昼夢へと誘います。


   

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