高橋常雄 タカハシツネオ(1927年-1988年)
群馬県前橋市生まれ。武蔵野美術学校卒。師・福王寺法林。
1927年 10月27日群馬県前橋市に生まれる。
1946年 岡部神水の勧めで日本画を始める、
1950年 初め望月春江、次いで同年福王寺法林に師事する。
1953年 第9回日展に津根於の名で「春丘」が初入選、続いて
1954年 第10回日展「山」、1956年第12回「煙突」などが入選する。
1958年 武蔵野美術学校日本画科に編入学し、奥村土牛、塩出英雄らに学ぶ。
1959年 武蔵野美術学校日本画科卒業とともに院展に出品
1960年 第45回院展に「嬬恋の山」が初入選した。以後連年入選を重ね、
1962年 院友となる。
1971年 第56回院展「和雅の音」、1973年同第58回「修羅」がともに奨励賞を受賞。
1974年 1976年のネパール、ヒマラヤ旅行後は同地に取材した作品を多く発表し、
1975年 第60回院展「聖地巡拝記」、1980年同第65回「聖地追想」がいずれも日本美術院賞を受賞した。
この間、1977年第62回院展「クリシュナ神話より」、1979年同第64回「ラト・マチェンドラ祭の灯」、
さらに1982年第67回「無為」、1984年第69回「追想」も、奨励賞を受賞。
1985年 日本美術院同人に推挙
このほか、山種美術館賞展にも1975年第3回展、1983年第7回展「浄境」と出品している。
仏教文化の淵源を辿り、、堅固な構図の重厚な作風を展開した。
1988年 5月3日逝去享年60。
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