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岩田栄吉 「三つの時」 F8号














 作家名   岩田栄吉
 タイトル   三つの時
 技法   キャンバスに油彩
 サイズ   F8号
 額サイズ   タテ59cm × ヨコ67cm
 サイン    画面右下にサイン キャンバス裏にタイトルとサイン
 状態   作品状態  白い繊維のような汚れが付着している箇所がございます。
  経年品になりますので、状態は画像にてご判断下さいますようお願い致します。
  額の所々に軽い擦り傷があります。新品ではないので御了承下さいませ。
 略歴


1929年 1月27日東京市大森町に生まれる。
    慶應義塾普通部に入学し中学時代から示現会会員中村新次郎に素描を学び、画家を
    志す。しかし、父親の意を汲み、慶應大学工学部電気工学科へ進み、1951年同科を
    卒業する。
    大学在学中も画業は捨てず、寺田春弌、久保守に油絵を学ぶ。
1951年 慶應大学を卒業した年、東京芸術大学油画科に入学、1−2年は小磯良平、
    3−4年は山口薫、伊藤廉に師事。
1955年 同科を首席で卒業する。卒業制作「ナルシス」はサロン・デ・プランタン賞を受賞。
1957年 同校専攻科伊藤廉教室を修了し、同校油画科副手となる。同年9月、芸大入学と同時に
    通学し始めたアテネ・フランセを修了し、フランス政府給費留学生として渡仏する。
    フランスではパリ国立美術学校スーヴェルビー教室に学び、1959年同校を修了する。
    その間エコール・デ・ルーブルにも通う。渡仏後数年間は風景画を描いていたが、
1960年 「グランマニエールの静物」を描いて以後、静物画に転ず。
1962年 サロン・ナシオナル会員となり、
1963年 以降はサロン・コンパレゾン、サロン・テール・ラティーヌに招待出品する。
    また、この頃よりフランス人画家アンリ・カディウとの親交を通じてパントル・ド・ラ・レアリテの
    グループに入り、トロンプ・ルイユの方向へ歩み出す。
1965年 サロン・アンデパンダン会員となり、
1969年 サロン・ナシオナルでドロワ賞、
1975年 同ファルマン賞を受賞。日本においては、
1970年 日本橋三越で個展、
1970、1971年 国際形象展、
1971年 安井賞候補展、大橋記念展、
1976年 大橋賞展に出品し、
1977年 セントラル絵画館で第2回個展を開く。
1973年 東京芸術大学油画科、創形美術学校で講師をつとめる。芸大在学中から岡鹿之助を
    尊敬し、渡仏後親交を結び、また、フェルメールの作風に影響されるところが大きい。
1981年 9月パリで肺ガン手術を受けた帰国後、療養していたが、2月24日午後5時20分
    川崎市立井田病院で死去した。享年53。

代表作に「十字架の人形」(1966)、「赤いジャケットの人形」(1968)、「ローソクと地球儀」(1976)がある。

サロン・ナシオナール・デ・ボザール審査員、サロン・デ・ザルティスト・アンデパンダン会員

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