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石川滋彦 「伝道館の庭 南カリホルニア」 F30号




















 作家名   石川滋彦
 タイトル   伝道館の庭 南カリホルニア
 技法   キャンバスに油彩
 サイズ   F30号 
 額サイズ   92.8×111cm
 サイン   画面右下にサイン。日動画廊シール貼付
 状態   作品状態は良好。額は元の額で古い造りです。所々スレ、あたり傷あり。タトウ箱
 略歴


明治42(1909)年10月14日、東京都麹町区麹町4丁目5番地に洋画家石川欽一郎の
            長男として生まれ、少年期を湘南ですごす。
昭和2(1927)年 東京美術学校西洋画科に入学し岡田三郎助に師事。同校在学中の
昭和4年 第10回帝展に「湖畔の丘」で初入選。
昭和7年 同校を卒業して研究科に進学し、同11年に同科を終了する。
昭和13年 第2回新文展に「信濃の鍛冶屋」を出品して特選となり
昭和14年 第3回新文展には「迷彩する商船」を出品して2年連続特選となった。
昭和14年 光風会会員となる。戦中は海軍報道班員として南方に赴く。
昭和22年 光風会から新制作派協会に移り同年会員となり以後同展に出品。
昭和27年 日本の貨物船に乗り世界一周旅行をし、以後たびたび海外へ赴く。海や船を
      愛し、アムステルダム、ヴェネチア等水辺の風景を好んで描き、
昭和61年「7月のアムステルダム」7月のアムステルダム」で第10回長谷川仁記念賞を
      受賞。明るく爽やかな緑色を基調とする穏健な画面を示す。
昭和60年 東京セントラル絵画館で、
平成4(1992)年日動画廊で個展を開催。
平成6(1994)年3月7日午前9時8分、腎不全のため東京都新宿区の国立国際医療
センターで死去した。享年84。

作品集に『石川滋彦・人と作品』(昭和50年刊)があり、
著書に『日曜画家の油絵入門』(昭和37年実業之日本社刊)がある。
また昭和17年東京帝国大学工学部講師、昭和22年学習院大学講師を
つとめたほか東海大学教養学部などでも教鞭をとった。

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