1929年 福岡県に生まれる
1955年 東京藝術大学を卒業
1959年 第33回国画会展(国画賞) 「すわる」「ほおむる」
1962年 スペインのサン・フェルナンド美術学校に留学(66まで)
1967年 第41回国展(国画会サントリー賞) 「空」。国画会会員に推挙される
1968年 昭和会展で優秀賞「連雲」
1970年 第13回安井賞展(安井賞) 「春木萬華」
1981年 第1回宮本三郎記念賞 「牡丹」
1984年 久留米市文化章
1999年 逝去
藤田吉香(ふじた よしか、1929年(昭和4年)-1999年(平成11年))は、福岡県久留米市生まれの洋画家。
東京芸術大学卒。国画会会員。京都造形芸術大学教授。
群を抜く描写力と清澄な色彩で「静」でありながら、圧倒する存在感をもつ静物画が多数。
また、中央にモチーフを配し単色の背景というシンプルな画面構成であり、抽象画的な感覚も持ちあわせながらも、古典的な技法にもすぐれ各所でその力量を窺うことができる。
昭和の一時代を築いた画家である。
※背景には銀箔を使い、あえて奥行きのない空間に鮮やかな鶏が配置される印象的な構成です。鶏冠が真っ赤な炎のようで、力強さを感じさせるようです。背景をシンプルにすることでモチーフの存在感が強調される、藤田吉香らしい作品で、額縁のポップな雰囲気が作品との相乗効果を生んでいます。
※本作品は銀箔を使っているため、照明の関係で、特に色合銀箔を使っているため、照明の関係で、特に色合いが異なって見える可能性があります。
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