略歴 |
1939年、現代フランス画壇の巨匠、ポール・アイズピリの長男としてパリに生まれる。
父親の元で絵画の手ほどきを受け、
1955年より、名門美術学校とアカデミー・ジュリアンに在籍し、画家としての頭角を現す。
若干17歳で初個展、翌年サロン・ドートンヌの会員となる。
1962年、青年絵画展入選。
1965年より、国際形象展に出品。
1978年のギャルリーためなが東京での個展以来日本での評価を高める。
その後大阪を含め同画廊にて数回に渡り個展を開催。
1983年、アメリカ、ウォリー・フィンドレーギャラリー、パリ支店にて個展を開催する。
引き続き、アメリカ各地(ニューヨーク、シカゴ、ロスアンジェルス、パームビーチ)
同ギャラリーにて個展を開催。 その結果、フランス国内にとどまらず世界各国で精力的
に個展を開き成功を収め、評価を得る。
ゴリチは、フランスのバスクの血をひく家系に育ち、バスクの精神を大切にしている。
また、音楽に造詣が深く、ピアノやギター、ハープを弾きこなし、その音楽やバスク文化の影響が、
彼の創作に重要な役割を担っている。
ゴリチの作品は、静物や室内風景のなかに、彼の豊かな感性や精神、制作過程の心の葛藤や
感情といった心象風景が見事に投影され、美しいニュアンスのある色彩とディティールを生み出し、
具象から半抽象へと昇華。
自己の内省と駆り立てられる創作への衝動が、時に雄弁に、時に寡黙に表現され、現代作家のなかで
稀有な力量を持つ作家として、世界的に認知されている。
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