1957年 広島県生まれの銅版画家。彼の銅版画は莫大な描画時間、幾度となく重ねられる腐蝕を経て
完成される。細密に描きこまれた森林に一方的なメッセージ等はなく、そこにあるのは深く
繁る植物と小動物たちの生命の静かな存在感である。大きな作品になると中断を挟みつつも
3年〜5年にも及ぶ時をかけてじっくり製作される。代表作として版画集「眺望」がある。
1983年 日本版画協会展・奨励賞
1984年 春陽会展・研究賞、大学版画展・買上賞
1985年 多摩美術大学大学院修了、日本版画協会展・新人賞、日動版画グランプリ展・グランプリ
1987年 カンピナス国際版画ビエンナーレ・入賞(ブラジル)
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