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吉岡正人 「月の残る日」 F20号



































作品の特徴:全体的に神秘的な雰囲気が漂う作品が多い。作品には、理想化された女性、
細身の犬、印象的な空、白や赤い壁の建物がよく見られる。
中でも描かれる女性の表情は、深く、何かを秘めたような面持ちである。現在の作品は
テンペラと油彩の混合技法を用いているものがほとんどである。


 作家名  吉岡正人
 タイトル  月の残る日
 技法  パネルに貼ったキャンバスにテンペラ・油彩 
 サイズ  F20号 72.8×60.6cm 
 額サイズ  88×76 cm  豪華額装
 サイン  画面左下にサイン。裏面にタイトル、サイン。 
 状態  作品状態は良好。額所々軽いスレあり。さし箱。
 略歴
吉岡 正人(よしおか まさと、1953年(昭和28年)8月15日 - )は。大阪府出身の洋画家

1953年 大阪府に生まれる
1974年 フランスに渡る(アカデミーGショミエール等)
1980年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業、優秀賞受賞
1981年 第35回二紀展 安田火災美術財団奨励賞受賞
1982年 第36回二紀展 同人に推挙 筑波大学大学院修了
1984年 浅井忠記念賞展 神奈川県展 特別奨励賞
1987年 個展(紀伊國屋画廊)
1988年 第42回二紀展 同人優賞受賞 個展(もりもと画廊)
1989年 前田寛治大賞展 佳作賞 安井賞展 個展(もりもと画廊)
    セントラル美術館油絵大賞展招待出品 個展(大阪三越)
1991年 個展(日本橋三越本店)第45回二紀展 会員に推挙
1992年 文化庁芸術家在外研修員として渡伊(ローマ、〜1993 )
1993年 個展(日本橋三越本店、大阪三越)
1995年 第49回二紀展 宮本賞受賞
1996年 個展(太陽画廊)
1997年 個展(日本橋三越本店)
1998年 個展(パラッツォ・プレトリオ、イタリア) 個展(日本橋三越本店、名古屋栄三越)
2000年 第54回二紀展 会員優賞受賞
2000年 前田寛治大賞展大賞受賞
2002年 文化庁在外研修制度35周年記念展招待出品
2003年 貿易風(パラッツォ・プレトリオ、イタリア) 個展(高島屋大阪、高島屋横浜)
2004年 思い出のファンタジー「二人展」(パラッツォ・ヴェネツイア、ローマ)
    個展(日本橋三越本店、福岡三越)個展(蔵丘洞画廊)個展(せんたあ画廊)
2007年 個展(日本橋三越本店) 文化庁在外研修員制度40周年記念「旅」展招待出品
2009年 第63回二紀展 文部科学大臣賞受賞 個展(高島屋横浜)
2012年 文化庁在外研修員制度45周年特別展示招待出品

現在は、埼玉大学教授であり、二紀会理事、委員を務めている。

 評価 本作は「月の残る日」テンペラ・油彩 20号 オリジナル額装の大作。
夕暮れの広大な荒野を背景に立つ女性像。
愁いを秘めた女性の表情は、神秘的であり美しい。
女性の服には、細かな模様が施され高貴な印象を引き立てています。
背景に描かれている建物や荒野に描かれた草木や白い犬など、実写的で身近なものたちが点在し、画伯のロマン的世界への深い想像を誘います。
中世イタリアの絵画技法テンペラを用いられた本作は、色鮮やかで幻想性に満ち溢れ、見るものを時空を超えた旅へと誘ってくれる作品です。
入手困難な20号の大画面に描かれた貴重な本作は、広大な大地と空の神秘的な色彩が響き合う、吉岡ワールド全開の大型名画です。
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