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水口裕務 「流れ」 P50号


























  
 作家名   水口裕務
 タイトル   流れ
 技法   パネルにアクリル
 サイズ   P50号 
額縁サイズ   タテ97.8cm×ヨコ134cm
 サイン   画面右下に印
 状態   作品の状態は良好です。額縁には、ある程度のキズがあります。
  箱・袋:差し箱・黄袋
 略歴


1958年 徳島市に生まれる
1980年 独立展(〜'83、'85〜'88)
1981年 東京セントラル美術館油絵大賞展
1982年 独立展京都新聞社社長賞受賞
1983年 安井賞展出品
    京都市立芸術大学大学院美術研究科修了
    京都美術展新人賞受賞(京都府ギャラリー)
1984年 日本青年画家展(〜'88)
1985年 群馬青年美術展招待(群馬県立近代美術館)
1989年 '89選抜展(京都市美術館)
1990年 大阪現代アートフェアー(大阪府立現代美術センター)
1991年 現代京都の美術工芸展(京都文化博物館)
1993年 IMA絵画の今日展('95、'97)出品
1994年 個展(高島屋・大阪)
    金山平三賞記念美術展佳作賞他受賞(兵庫県立近代美術館)
    現代絵画の断面94洋画KYOUTO展(京都文化博物館)
1998年 個展(横浜そごう)
1999年 '99京都美術工芸展 選抜部門、京都府買上(京都文化博物館)
2000年 個展(新宿小田急)
2002年「自然をみつめる作家たち−現代日本の自然表現と伝統」展(徳島県立美術館)
    四人展(京都)
2003年「みどりのちから−日本近現代絵画にみる植物の表現」展(群馬県立館林美術館)
    個展(横浜そごう、池袋東武)
2004年 個展(新宿小田急)
2005年 個展(横浜そごう、静岡松坂屋)
2006年 個展(日本橋三越本店・札幌三越)
2007年 個展(札幌三越・そごう横浜)
2009年 個展(日本橋三越本店・福岡三越・札幌三越・高松三越・そごう横浜)
2010年 個展(池袋東武、静岡松坂屋、仙台三越、名古屋栄三越)
2011年 個展(東急本店・横浜そごう・日本橋三越本店)
2012年 個展(静岡松坂屋・札幌三越・名古屋三越・福岡三越)
2013年 個展(大阪三越)
現在:無所属


画家 水口裕務について
  水口君は京都芸術大学、三尾公三教室の出身で、私が長い欧州滞在を終え、
  京都芸大の講師となった時の最初の生徒の一人ということになる。
  フォーカスの表紙でお馴染みであった故三尾氏は、既存の絵画に対する
  アンチ・テーゼとして、油絵具と筆を捨て去ることからモダンでクールで且つ
  叙情的世界を創りあげた人気教授であった。
  若き学生達にとって大層魅力的に思えただろう事は容易に察しがつく。
  当然水口君もその影響を多大に受けたに違いなく、その後の方向性を決定づけた
  はずである。
  今に生きる我々はテレビ・映画・雑誌にと映像のイマージュにとり囲まれている。
  絵を描く者達がその影響を受けぬはずがなくその映像的イマージュに支配されて
  いるといっても過言ではない。
  そうだとしても問題は作家の感性が何処にあるのか、何に感性が向かってるのかで
  ある。
  彼の表現する一連の風景画においては、水面や木々の微細な動きやゆらぎに彼
  の感性が反応している様を見て取ることができる。
  色彩も抑え気味で潜在意識の中に水墨画的濃淡の表現があるのかもしれない。
  今後どの様に変化し、明確化していくのか一層の飛躍を期待する次第である。
  〜“水口裕務洋画展”にむけて、青木敏郎氏がよせたことば〜

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