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栗原喜依子 「花飾りの少女」 SSM














特徴的な乳白色で透明感のある女性を描き、女性の内面の強さと気品を感じさせる画風を展開して二科展を中心に活躍し、さらにはフランスのサロン・ドートンヌにも出品し、ル・サロン銀賞受賞を遂げた、二科会を代表する女流洋画家【栗原喜依子】(1935-2009)真筆。         
SSMキャンバスに油彩『花飾りの少女』。          
藤田嗣治の影響を受けた、独自的な魅惑の乳白色の白と面相筆(日本画用の極細筆)を用いた繊細なタッチがとても大らかな雰囲気をかもしだす作品です。                
ヨーロッパの古いポートレートを彷彿とさせる円窓作品で、kokey製の額装も非常に豪華です。 



 作家名  栗原喜依子
 タイトル  花飾りの少女
 技法  キャンバスに油彩
 サイズ  SSM 22.7×22.7cm 
 額サイズ  47.5×47.5cm
 サイン  作品左下にサインあり。キャンバス裏側に直筆署名あり。
 状態  作品状態は概ね良好。額縁にほんの些細な擦れ微疵がありますが、特筆する傷みもなく総じて非常
 に良好な状態です。古径の額装(前面にガラス板入)・黄色保護袋・タトウ付。
 略歴


栗原喜依子 クリハラキイコ Kiko Kurihara 1935年-2009年

1935年 茨城県生まれ。
1958年 女子美術大学洋画科卒業
1965年 二科展出品(以後毎年) ’67年 同展特選
1967年 サロン・ドートンヌ出品 ル・サロン銀賞受賞
1973年 安井賞展出品 渡仏
1978年 具象現代展 現代の裸婦展出品(以後毎年)
1980年 国際形象展出品(以後毎年)
1984年 渡仏 五都展出品(同'85)
1986年 個展(銀座松屋) 現美展出品(以後毎年)
2009年 逝去。享年73歳

賞 :二科展にて特選、会員努力賞を受賞。
個展を、東京、大阪、名古屋、京都、水戸などにて開催。
画集「裸婦」京都書院、「裸婦」学習研修社にて出版。

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