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金子国儀 「肉の価値」 F10号


























   
 作家名  金子国儀 
 タイトル  肉の価値
 技法  キャンバスに油彩
 サイズ  F10号 
 額サイズ  71×63㎝
 サイン  画面左上にサイン。
 状態  作品の状態は概ね良好(若干のスレ・シミがありますが金子國義の作品にはよく見られる現象です)。
 略歴


金子 國義(かねこ くによし、1936年7月23日 - 2015年3月16日)は、日本の油彩画家。埼玉県
蕨市出身。

金子 國義 (かねこ くによし)

1936年 埼玉県出身
1956年 日本大学芸術学部入学
    歌舞伎舞台美術家、長坂元弘氏に師事
1957年 二十日会に参加し、第一回公演「わがままな巨人」の舞台を担当
    春陽会・舞台美術部門で入選
1959年 日本大学芸術学部大学卒業
    グラフィックデザイン会社に就職、3ヶ月で退職
1964年 独学で油絵を描き始める
1965年 澁澤龍彦と知り合う
1966年 唐十郎と知り合う
    「ジョン・シルバー」の舞台美術を担当し、出演
1967年 草月会館公演の状況劇場「ジョン・シルバー望郷篇」に四谷シモンと共演
    個展開催「花咲く乙女たち」(銀座・青木画廊)
1968年 映画「うたたかの恋」美術を担当
1969年 個展開催「千鳥たち」(銀座・青木画廊)
1971年 個展開催(ミラノ・ナビリオ画廊)
    雑誌「婦人公論」の表紙画を担当(~'74年12月号)
1974年 絵本「不思議の国のアリス」挿絵(イタリア・オリベッティ社刊行)
1975年 個展開催「お遊戯」(銀座・青木画廊)
1977年 富士見ロマン文庫装幀(全64冊)
    澁澤龍彦「玩具抄」産経新聞夕刊の挿絵を担当
1978年 版画集「アリスの夢」(角川書店刊行)
    個展開催「アリスの夢」(大阪フォルム画廊東京店)
1979年 画集「アリスの画廊」(美術出版社刊行)
    個展開催「詩の翼」(銀座・77ギャラリー)
    個展開催「アリスのクリスマス」(渋谷・西武百貨店美術画廊)
1980年 バレエ「アリスの夢」構成・演出・美術を担当(原宿ラフォーレミュージアム)
1981年 バレエ「アリスの夢」再構成・演出・美術を担当(西部劇場)
1982年 個展開催「青年の時代」(渋谷・西武百貨店美術画廊)
    『桜の森の満開の下』の舞台美術担当
1983年 版画集「オルペウス」(美術出版社刊行)
    個展開催「オルペウス」(青木画廊)
1984年 回顧展開催「EROS '84」(渋谷・西武百貨店アートフォーラム)
    画集「エロスの劇場」(小学館刊行)
1986年 屏風展開催「アダム」(ギャラリー・マニン)
1988年 雑誌「ユリイカ」表紙画・装幀を担当(~'90年12月号)
1989年 画集「青空」(美術出版刊行)
    個展開催「金子國義展」(江寿画廊)
1990年 回顧展開催「EROS '90楽園へ」(キリンプラザ大阪)
    映画「シンデレラエクスプレス」宣伝美術担当、特別出演
1992年 版画集「METONYMIE」(アスタルテ書房刊行)
1993年 個展開催「METONYMIE」(銀座・77ギャラリー)
    個展開催「銅版画展」(大阪・都画廊)
    個展開催「青空の息子たち」(西武百貨店美術画廊)
    個展開催「三美神とアリス」(新宿・伊勢丹ファインアートサロン)
1994年 版画集「不思議の国のアリス」(新潮社刊行)
    版画集「鏡の国のアリス」(新潮社刊行)
    写真集「Vamp」(新潮社刊行)
    個展開催「不思議の国のアリス」(新宿・伊勢丹美術画廊)
    個展開催「鏡の国のアリス」(新宿・伊勢丹ファインアートサロン)
    個展開催「アリスのクリスマス」(新宿・伊勢丹ファインアートサロン)
1995年 赤木仁とのコラボレーション展開催「BAMBI」(SPACE YUI)
    個展開催「アリス」(大阪・都画廊)
    写真展開催「Vamp」(ピクチャーフォトスペース)
    個展開催「小さな聖人」(新宿・伊勢丹美術画廊)
1996年 赤木仁とのコラボレーション展開催「花の名前」(SPACE YUI)
    版画集「LE BREAME」赤木仁共著(書肆ジラフ刊行)
    個展開催「EROTICA」(ギャラリー・アルテッセ)
    個展開催「MES REVES」(加藤京文堂)
1997年 個展開催「絵画の勝利」(新宿・伊勢丹美術画廊)
    亡き父正次郎と二人展開催「絵画の彼方へ」(浦和・伊勢丹美術画廊)
    グループ展開催「金子國義と友の会」(新宿・伊勢丹美術画廊)
    写真集「お遊戯Les Jeux」(新潮社刊行)
    写真展「お遊戯」(新宿・伊勢丹ファインアートサロン)
1998年 神田神保町に作品常設スペース「美術倶楽部ひぐらし」を開設
    オープニング記念展開催「部屋 La Chambre」
    個展開催「Edwarda」(新宿・伊勢丹美術画廊)
    グループ展開催「金子國義と友の会『書物の中へ』」(美術倶楽部ひぐらし)
    画集「よこしまな天使」(朝日新聞社刊行)
1999年 個展開催「アリスのバレンタインデー」(相模原・伊勢丹本館アートギャラリー)
    個展開催「不思議の国のアリス」(新宿・伊勢丹美術画廊)
    写真集「みだらな扉」(新潮社刊行)
2000年 絵本「不思議の国のアリス」(メディアファクトリー刊行)
    版画集「不思議の国のアリス」(エディション・スフィンクス刊行)
    個展開催「Le Miracle」(江寿画廊)
    個展開催「不思議の国のアリス」(ギャラリーアクシズ)
    自選展開催「美貌の世紀」(新宿・伊勢丹美術館)
2001年 画集「KUNIYOSHI KANEKO OIL PAIMTINGS」(メディアファクトリー刊行)
    個展開催「美しき日々」(相模原・伊勢丹アートギャラリー)
    個展開催「リリスのたくらみ」(ギャラリー田澤ダ・コテ)
    個展開催「闇を見る」(ギャラリーアクシズ)
2002年 画集「KUNIYOSHI’S HOLYWEEK」(美術出版社刊行)
    個展開催「Vari_t」(新宿・伊勢丹美術画廊)
    個展開催「初陣を飾る」(ギャラリー田澤ダ・コテ)
    個展開催「少年期」(工房IKUKO)
    個展開催「モードの夕暮れから耽美の夜明けへ」
    個展開催「受難」(ギャラリーアクシズ)
2003年 個展開催「絵画の彼方へ」(Bunkamura Gallery)
    個展開催「受難」(ギャラリー名芳洞)
    個展開催「小さなのぞき穴」(ギャラリー本城)
    個展開催「書物の誘惑」(丸善日本橋店4Fギャラリー)
    個展開催「考える箱」(ギャラリー田澤ダ・コテ)
    個展開催「金子國義展」(丸善・岡山シンフォニービル店B1ギャラリー)
    個展開催「HOLY NIGHT」(新宿・伊勢丹本館5階=アートギャラリー)
2004年 個展開催「森の中へ」(ギャラリーアクシズ)
    個展開催「放蕩息子の帰還」(Bunkamura Gallery)
    個展開催「Drink Me Eat Me」刊行記念展開催(スパンアートギャラリー)
    写真集「Drink Me Eat Me」(平凡社刊行)
    個展開催「小さな料理番」(ギャラリー田澤ダ・コテ)
2005年 個展開催「L’ELEVATION」(丸善・丸の内本店4階ギャラリー)
    十八代目中村勘三郎襲名披露口上の舞台美術(歌舞伎座・大阪松竹座)担当
    個展開催「部屋」(ギャラリー本城)
    個展開催「イヴの息子」(ギャルリー田澤)
2006年 個展開催「アダムの種」(Bunkamura Gallery)
2008年 個展開催「魅惑の起源」(Bunkamura Gallery)
    個展開催(新宿・伊勢丹)
2015年 3月16日午後、虚血性心不全のため東京都品川区の自宅で死去。享年78歳。

織物業を営む裕福な家庭の四人兄弟の末っ子として生まれた。蕨第一国民学校(現・蕨市立北小学校)入学。図画工作に優れた子供だった。バレエ公演を観て憧れ、バレエを習う。
ミッションスクールの聖学院中学校・高等学校を経て、
1959年、日本大学藝術学部デザイン学科入学。歌舞伎舞台美術家の長坂元弘に師事し、舞台美術
を経験する。大学卒業後、グラフィックデザイン会社に入社するも3か月で退社し、フリーとなる。
1966年、『O嬢の物語』の翻訳を行っていた澁澤龍彦の依頼で同作の挿絵を手がける。
翌1967年、澁澤の紹介により銀座の青木画廊で個展「花咲く乙女たち」を開き画壇デビューする。
世紀末的・デカダンスな雰囲気を漂わせる妖艶な女性の絵を得意とする。
活動・表現領域は幅広いが、一般には「富士見ロマン文庫」(富士見書房)、『ユリイカ』を
はじめとする多くの書籍・雑誌の装幀画・挿絵を手がけたことで知られた。
また、1998年には神保町に画廊「美術倶楽部ひぐらし」を開設した。
コシノジュンコとは、古くからの親交があった。のちに親友となった安井かずみを金子に紹介
したのもコシノである。
L'Arc〜en〜Cielのhydeとは、プライベートも含めて親交が深かった。hydeからのラヴ・コールで
ソロ・アルバム「FAITH」のジャケットアートワークや、彼の好きなコウモリをモチーフにした
浴衣のデザインをした。
2015年3月16日午後、虚血性心不全のため東京都品川区の自宅で死去。78歳没。

 その他 ■本作は、美術出版社から刊行された画集「金子國義<青空>」にカラー1ページで掲載された金子國義の代表作です。
■本作は、「料理の鉄人」初代フレンチの鉄人で有名なクリーンアリスの石鍋シェフの旧所蔵作品と聞いております。
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